今治五七五『俳句チャンネル』!!!
(比良山さんから教えて頂いてインストールしたアプリで、予約録音に成功しました。
念のために2つのアプリで火曜の放送と水曜の再放送を録音するようにしています。
これで超安心・・・比良山さん有難うございました!!!)
今回のパーソナリティはかむつるさん、まごべさん、まりんさんのお三方です。
投句一覧がフェイスブックになかったので、句の表記違いがあったらご連絡くださいませ~。
手袋をかじって脱いでハグしてる みなと
動詞が三つですけど、ハグする時は手袋脱いで素手でしたいよねっていう愛情を感じる。自分が「こんなことやってるよ俺」という照れであったり、そういう景を見て「ほらほらあの人・・・」っていう感じが「ハグしてる」っていう表現に出てますね。ハグしようとして慌てて手袋外してるみたいですね。
手袋に心車掌の指差し喚呼 砂山恵子
手袋を確と消防団放水 ぐずみ
車掌さんは年から年中手袋してるし、消防団も・・・。それだと季感が薄れるかなって。やっぱり「手袋」って冬の手袋で、指先を温めるものですから、そのへんご一考ください。
皺のなき手袋に入る皺の手よ 司啓
まっさらな手袋に入れるのは皺だらけなんだよ、ってちょっと寂しいような、私も歳をとったなって。そうやって考えたら実感が湧いてきますね。ただ単に皺のあるなしだけだったら、発想だけかなって感じだけど。
手袋は水色母が編んだから 桂奈
優しい可愛らしい句だね!「ウチの娘はこの色が好きなのよ」って、お互いの愛情がストレートに感じられるね。ホントはピンクとか赤が欲しかったけど、お母さんが編んでくれたからっていう感じも。いずれにしろ愛情が感じられますよね。
手袋し玄関待機準備よし 畦のすみれ
あるあるですね!デイサービスとか幼稚園の送り迎え・・・朝は戦争だから、(一緒に出るはずなのに片方がバタバタしてて)「待っとって!」って(笑)。
手袋の先を噛む癖母譲り 比良山
革手袋に歯型アランドロンを真似て 花南天
多分、手袋を脱ぐ時に噛んで引っ張るんでしょうね。革手袋とアランドロンなかなか面白い取り合わせですね。比良山さんの「母譲り」は・・・いろんな癖が「母譲り」「父譲り」であるので・・・。
古希の祖父白手袋し走り出す はるかん
何故走り出すのか・・・マラソンとかジョギングするのかな?「白手袋」って言ったらね。「古希」って70歳かな、最近はその年齢でも若いから、「走り出す」にあまり意外性がなくなってる。意外性のあるスポーツを出すかいっそのこと「古希」なくして「祖父」の様子を描いた方がいいかも。なんのために、どんな感じで走り出すのか。
朝忙し手袋つけたり外したり 小川めぐる
よくわかるね!何回も行ったり来たり、せわしないよねえ~!「アレ忘れた!あれも!」とかで何回も戻ったりするする。靴履いてたら膝で歩いて入るよ(笑)。そんな感じよく分かりますね!「朝忙し」を先にもってきたところがお上手だと思います。
手袋を脱いで団子も三本目 ゆすらご
「手袋を脱いで」ってことで、どこか外なんでしょうね。三本目になる頃にはもう手袋いらないくらいあったまってるのかな。「三本目」がいいですね。
片手袋京都の夜に忘れたり 彩楓
しっとりしてますね!「京都の夜」というイメージのある言葉がいいですね。「片手袋」と「忘れた」がちょっと重ならないかなと思うので、「京都のどこそこに」などとして、置いてきたのか忘れたのか想像させてもいいかな。
手袋や自転車のブレーキ弱し かつたろー。
手袋してたらブレーキもかけにくいのかな・・・ちょっと原因と結果って感じかな。取り合わせとしては面白いですよね。
手袋をはめて隠せり後家の相 のんしゃらん
面白いね。でもわざわざ「隠せり」んじゃなくて、「隠れし」の方が味わい深い気がするけど、どうなんだろうな。控えめな感じで。でも面白いですね。
夕暮の砂場に小さき手袋よ まっちー
可愛い景ですね!砂場にはいろんなものが残ってるんですよね。ちょっと既視感あるかな、もうちょっと何かあったら。
両袖の両手袋を繋ぐ紐 佐東亜阿介
袖口に手袋をセットしてるの?そんな器用な着方・・・僕は見たことあって(笑)。やったことあるけど絶対落ちるよ
助手席に手袋残す別れかな まりん
「冬が始まるよ/槇原敬之」を挟んで【天】の発表です!
「これからも僕を油断させないで」ってフレーズにどきっとしたものです。
かむつる「やっぱり・・・『母が編んだから』可愛いかな。みなとさんのも好きだけど」
まごべ「私は『京都の夜』にも惹かれましたけど『後家の相』なかなか俳句では見ないので」
まりん「私も『水色』好きで『朝忙し』も凄くよく分かるけど、『後家の相』で」
ということで決定しました!
【天】手袋をはめて隠せり後家の相 のんしゃらん
のんしゃらんさん、おめでとうございます!!
手袋をはめて、そっと両頬を押さえる仕草が見えました。何気なく占ってもらったら「後家の相」と言われてショック。手袋のあたたかさで、そんな不吉な影も飛んでってくれないかしら?ヒュウっと木枯らしの吹き抜ける帰路という感じがして、個人的には「隠せり」の「意思をもって隠した」感が好きです。「後家の相」という思い切った言葉に目が釘付け・・・類想をポーンと飛び越えるのんしゃらんさんの発想力がいつもながら凄い!こういった言葉に出逢うと、まだまだ昔からあるけど俳句に使われていない言葉が日常にたくさん隠れているなと感じます。「○○の相」で私も何か考えてみようと思いました。のんしゃらんさん、いつも大きな刺激を有難うございます!!
番組フェイスブックより
今募集中の兼題は12月15日(日)締切で、
「オリオン」「大晦日」「人日」です。
メールアドレスは radio@baribari789.com
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。
いよいよ今年最後の投句!全部頑張りますっ!!!
(比良山さんから教えて頂いてインストールしたアプリで、予約録音に成功しました。
念のために2つのアプリで火曜の放送と水曜の再放送を録音するようにしています。
これで超安心・・・比良山さん有難うございました!!!)
今回のパーソナリティはかむつるさん、まごべさん、まりんさんのお三方です。
投句一覧がフェイスブックになかったので、句の表記違いがあったらご連絡くださいませ~。
手袋をかじって脱いでハグしてる みなと
動詞が三つですけど、ハグする時は手袋脱いで素手でしたいよねっていう愛情を感じる。自分が「こんなことやってるよ俺」という照れであったり、そういう景を見て「ほらほらあの人・・・」っていう感じが「ハグしてる」っていう表現に出てますね。ハグしようとして慌てて手袋外してるみたいですね。
手袋に心車掌の指差し喚呼 砂山恵子
手袋を確と消防団放水 ぐずみ
車掌さんは年から年中手袋してるし、消防団も・・・。それだと季感が薄れるかなって。やっぱり「手袋」って冬の手袋で、指先を温めるものですから、そのへんご一考ください。
皺のなき手袋に入る皺の手よ 司啓
まっさらな手袋に入れるのは皺だらけなんだよ、ってちょっと寂しいような、私も歳をとったなって。そうやって考えたら実感が湧いてきますね。ただ単に皺のあるなしだけだったら、発想だけかなって感じだけど。
手袋は水色母が編んだから 桂奈
優しい可愛らしい句だね!「ウチの娘はこの色が好きなのよ」って、お互いの愛情がストレートに感じられるね。ホントはピンクとか赤が欲しかったけど、お母さんが編んでくれたからっていう感じも。いずれにしろ愛情が感じられますよね。
手袋し玄関待機準備よし 畦のすみれ
あるあるですね!デイサービスとか幼稚園の送り迎え・・・朝は戦争だから、(一緒に出るはずなのに片方がバタバタしてて)「待っとって!」って(笑)。
手袋の先を噛む癖母譲り 比良山
革手袋に歯型アランドロンを真似て 花南天
多分、手袋を脱ぐ時に噛んで引っ張るんでしょうね。革手袋とアランドロンなかなか面白い取り合わせですね。比良山さんの「母譲り」は・・・いろんな癖が「母譲り」「父譲り」であるので・・・。
古希の祖父白手袋し走り出す はるかん
何故走り出すのか・・・マラソンとかジョギングするのかな?「白手袋」って言ったらね。「古希」って70歳かな、最近はその年齢でも若いから、「走り出す」にあまり意外性がなくなってる。意外性のあるスポーツを出すかいっそのこと「古希」なくして「祖父」の様子を描いた方がいいかも。なんのために、どんな感じで走り出すのか。
朝忙し手袋つけたり外したり 小川めぐる
よくわかるね!何回も行ったり来たり、せわしないよねえ~!「アレ忘れた!あれも!」とかで何回も戻ったりするする。靴履いてたら膝で歩いて入るよ(笑)。そんな感じよく分かりますね!「朝忙し」を先にもってきたところがお上手だと思います。
手袋を脱いで団子も三本目 ゆすらご
「手袋を脱いで」ってことで、どこか外なんでしょうね。三本目になる頃にはもう手袋いらないくらいあったまってるのかな。「三本目」がいいですね。
片手袋京都の夜に忘れたり 彩楓
しっとりしてますね!「京都の夜」というイメージのある言葉がいいですね。「片手袋」と「忘れた」がちょっと重ならないかなと思うので、「京都のどこそこに」などとして、置いてきたのか忘れたのか想像させてもいいかな。
手袋や自転車のブレーキ弱し かつたろー。
手袋してたらブレーキもかけにくいのかな・・・ちょっと原因と結果って感じかな。取り合わせとしては面白いですよね。
手袋をはめて隠せり後家の相 のんしゃらん
面白いね。でもわざわざ「隠せり」んじゃなくて、「隠れし」の方が味わい深い気がするけど、どうなんだろうな。控えめな感じで。でも面白いですね。
夕暮の砂場に小さき手袋よ まっちー
可愛い景ですね!砂場にはいろんなものが残ってるんですよね。ちょっと既視感あるかな、もうちょっと何かあったら。
両袖の両手袋を繋ぐ紐 佐東亜阿介
袖口に手袋をセットしてるの?そんな器用な着方・・・僕は見たことあって(笑)。やったことあるけど絶対落ちるよ
助手席に手袋残す別れかな まりん
「冬が始まるよ/槇原敬之」を挟んで【天】の発表です!
「これからも僕を油断させないで」ってフレーズにどきっとしたものです。
かむつる「やっぱり・・・『母が編んだから』可愛いかな。みなとさんのも好きだけど」
まごべ「私は『京都の夜』にも惹かれましたけど『後家の相』なかなか俳句では見ないので」
まりん「私も『水色』好きで『朝忙し』も凄くよく分かるけど、『後家の相』で」
ということで決定しました!
【天】手袋をはめて隠せり後家の相 のんしゃらん
のんしゃらんさん、おめでとうございます!!
手袋をはめて、そっと両頬を押さえる仕草が見えました。何気なく占ってもらったら「後家の相」と言われてショック。手袋のあたたかさで、そんな不吉な影も飛んでってくれないかしら?ヒュウっと木枯らしの吹き抜ける帰路という感じがして、個人的には「隠せり」の「意思をもって隠した」感が好きです。「後家の相」という思い切った言葉に目が釘付け・・・類想をポーンと飛び越えるのんしゃらんさんの発想力がいつもながら凄い!こういった言葉に出逢うと、まだまだ昔からあるけど俳句に使われていない言葉が日常にたくさん隠れているなと感じます。「○○の相」で私も何か考えてみようと思いました。のんしゃらんさん、いつも大きな刺激を有難うございます!!
番組フェイスブックより
今募集中の兼題は12月15日(日)締切で、
「オリオン」「大晦日」「人日」です。
メールアドレスは radio@baribari789.com
FAX番号は0898-33-0789
本名と住所もお書き添えください。
いよいよ今年最後の投句!全部頑張りますっ!!!
コメント
コメント一覧 (5)
しかし一句一遊は月一回読まれても火、月、俳句ポストは又又、没、並の冬眠したくなる状況。おっと、俳句ポスト「冬眠」今日が締切じゃ。
このままではほんとうに冬眠だわさ。(またここに相応しくない愚痴っぽい書き込みしてしまいました。スミマセン。)
ではまた。
(追伸)
ところでめぐるさん、みなさん、句帳の方はどうされていますか?
電子データとして残すには私はとりあえず「OneNote」と「細石ver.2」を重宝しています。
またまた余計なお世話でした。
では。
ruttiori2019
がしました
私も比良山さんに教えて頂いたアプリを使っています。たまに間違えて削除してしまったり(笑)しちゃうんですが。
のんしゃらんさん天おめでとうございます💐
手相を見てもらって以降隠す事が習慣になってしまった、隠していれば手相通りにはならない、そんな意志を感じます。
めぐるさんの句も出掛ける時のあるある、分かる~☺
それをパッと句に出来るのがさすがです。
身近なものは類想になりがちな私、もっと広げられるようにしなくては。
比良山さん、私はアナログ派、というかデジタル使えない人間なのでメモ帳が10冊をこえました。これはこれで見返すのも楽しいです。
ruttiori2019
がしました
手書きのメモ帳いいですね。
いつぞやNHKラジオの文芸選評で鈴木章和先生が自分の句に体重がかかっているかということにいつも注意しているとおしゃっていたことを思い出しました。手書きのノート(句帳)には少なくとも筆圧をかけることになり自分の体重をかけることに通じるかもしれませんね。第一、作句の経過、変遷が形として残るのもいいですね。
データベースを検索することはデジタルにはかないませんが、少なくとも投稿前の推敲からは手書きのノート(句帳)上でやることは重要だと思いました。
句力アップには先人の秀句を手書きで写すことも大切だといいますように手書きすることは重要だと思います。早速手書きのノートも作って活用してみます。
ではまた。
ruttiori2019
がしました
のんしゃらんさん、天おめでとうございます!手相を見てもらって、ちょっとびっくりすること言われて、はめた手袋の暖かさにダイジョウブって自分に言い聞かせてる、そんな感じを思いました。
先日、坊ちゃん団子一皿三本の食べくらべをしまして(笑、お寺さんの庭でのイベント)三店舗どれも美味しい。比べると微妙な違いが。道後商店街にお出かけの際は、坊ちゃん団子の食べくらべも楽しいかもです。
ruttiori2019
がしました
お祝い下さった、花南天anneさん、ゆすらごさんも、ありがとうございます!
私は両手とも運命線が長くクッキリしていて、そこから発想しました。
でも離婚して夫がいないので、後家にはなりようがありません。
ご安心ください(笑)
ruttiori2019
がしました